小林悟 Satoru Kobayashi
早稲田大学卒業後、1954年近江プロに入社。高島忠夫主演の『坊ちゃん』シリーズなどの助監督を務める。やがて新東宝に移った後、1959年菅原文太主演の『狂った欲望』で監督デビュー。 1961年、新東宝が倒産した後、大蔵映画に参加。翌1962年には、『肉体の市場』を発表。作品はヒットし、ピンク映画というジャンルを生み出すきっかけとなった。 その後、アメリカ合衆国">アメリカ中華民国台湾に渡り、特に台湾では現地語による監督作品をいくつか残すも1972年に帰国。しばらくは引退状態にあったが、松竹系のピンク映画会社・東活にて監督に復帰(後に離脱)。同年には東活が製作した一般映画『鏡の中の野心』(出演:荒木一郎、堤(筒美)杏子(ひし美ゆり子)他)を監督している。以降はピンク映画の監督として多年に渡り数多くの作品を量産していった。東活においては一時期、3つの名義を使い分けて殆ど全作品を監督する活躍ぶりを示している。 1999年公開の『地獄』(石井輝男監督作品)では製作総指揮を手がけるなど、更なる活躍が期待されていた矢先の2001年11月15日、膀胱癌により没す。享年71。
评论