松江哲明 Tetsuaki Matsue
在日コリアンの父と母の間に生まれる。旧姓名、柳 哲明(유철명 / ユ チョルミョン)。1983年、日本に帰化。 1999年、日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。同級生には李相日がいた。 日本映画学校の卒業制作として撮られた『あんにょんキムチ』は元在日コリアンである自身の家族を描いたセルフ・ドキュメンタリーで、韓日青少年映画祭監督賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波特別賞などを受賞。同作をゆうばり国際ファンタスティック映画祭に出品した際、同じく『どんてん生活』を出品していた山下敦弘に初めて会う。 カンパニー松尾のAV作品などから強く影響を受けており、自身も幾つかのAV作品を撮影している。その1つとして撮られた『アイデンティティ』は、在日のAV女優やAV男優についてのドキュメンタリーともなっている。この作品は再編集されて山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映された後、『セキ☆ララ』と改題されて一般劇場で公開された。 ガンダーラ映画祭の第1回(2006年)と第2回(2007年)でそれぞれ上映された『童貞。をプロデュース』と『童貞。をプロデュース2』を併せて1本にした『童貞。をプロデュース』が2007年公開。 1シーン/1カットのみで撮影したライブドキュメンタリー映画『ライブテープ』(主演:前野健太)が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞(2009年)、第10回ニッポン・コネクション(ドイツ・フランクフルト・アム・マイン、2010年)「ニッポンデジタルアワード」を受賞。
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