高桥瞳 Hitomi Takahashi
17歳の時に友人と寺山修司演出の舞台オーディションに来ていた所を寺山本人からスカウトされる。1979年に三上博史と同様、『寺山修司の秘蔵っ子』というフレーズで舞台『バルトークの青ひげ公の城』でデビューする。(三上とはその後、映画『私をスキーに連れてって』、ドラマ『それでも家を買いました』などで共演している。)1980年には『上海異人娼館』で映画デビューした。1980年代までヘアスタイルはボブカット一遍で通していた。 1983年には『ふぞろいの林檎たち』でテレビドラマデビューし、1985年には『スケバン刑事』の海槌麗巳役を好演して当たり役になるなど、寺山仕込みの確かな演技力で絶大なる支持を集めており演技派女優の印象が強い。無名時代には『平凡パンチ』などの男性雑誌のグラビアや映画『ジェラシー・ゲーム』などでヌードを披露している。現在までドラマ・映画・舞台などや本業以外にもバラエティー、教養、情報番組などにも出演するなど精力的に活動している。1991年には歌手として、ビクター音楽産業からシングル「X'mas Kissしてね」、アルバム『カラフル』を発表して歌唱力を披露した。 クールな容姿で長身(166cm)からか、デビュー当時から現在までクールで知的な女性役を演じることが多いが、実際の高橋はかなりおっとりした性格の持ち主で天然キャラクターでもあり、『ダウンタウンDX』や『メレンゲの気持ち』などのバラエティ番組へゲスト出演したときには、天然キャラクターやボケぶりなどがいかんなく発揮された。明石家さんまの番組に出演時には毎回『高橋さん、相変わらず前歯が出ていますね。』などとよくからかわれていた。 メイクアップアーティストのIKKOは、1998年頃から高橋の専属メイク担当を始めたことから現在まで、公私共に親交が深く、普段から一緒に遊んだり食事に出かけたりするなど、かなり仲がよい。『SMAP×SMAP』の「BISTRO SMAP」などのバラエティ番組にも2人で仲良く出演したことがある。手塚理美とも『ふぞろいの林檎たち』シリーズで共演したことで、当時から現在まで公私共に親交が深く、高橋が『ウチくる!?』のゲスト出演時に親友代表としてサプライズゲストで登場したり、『いい旅・夢気分』にも2人で仲良く出演した。 高橋は当初『ふぞろいの林檎たち』シリーズへの出演予定はなかったが、寺山が逝去前に親友の山田太一へ『脇役でもどんな役でもいいから、ひとみを是非このドラマへ出してほしい!!』と自ら売り込んだことがきっかけで、急遽出演が決定したと『徹子の部屋』で高橋本人が語っていた。寺山が生涯最後に愛した女性と言われており、番組内で高橋宛に書いた直筆のラブレターや手紙がいくつか公開された。 愛車は、長年にわたりポルシェだけ乗り続けており、『メレンゲの気持ち』では愛車が公開されたり、入手困難なポルシェのミニカーを番組視聴者プレゼントしたことがある。普段から安全運転で、高速道路を最低速度で走行中に警察官から呼び止められて『危ないのでもう少しスピードを出して走ってください。』と注意を受けたことがあるそう。 愛犬家で、現在[いつ?]はゴールデン・レトリーバーを飼っている。 2011年秋には、デビューから長年に渡って所属していたJVCエンタテインメントからホリプロへ移籍した。