“文学少女”と慟哭の巡礼者
内容紹介
ビター&スイートな物語、衝撃と感動の第5弾!
遠子の受験・卒業を目前にし、寂しい思いにとらわれながらも、
ななせと初詣に行ったりして、和やかなお正月を迎える心葉。
だが、ななせがケガをし、入院先に見舞いに行った彼は、
その心を今も縛り付ける、ひとりの少女と再会する――!
過去に何があったのか。そして今、彼女は何を望んでいるのか……。
心葉は、そしてすべての物語を読み解く”文学少女”は、その慟哭の中から
「真実の物語」を見つけ出すことができるのか!?
野村 美月(のむら みづき、女性)は、日本のライトノベル作家。福島県出身。東洋大学文学部国文学科卒。
大学在学中にデビューすることを望んでいたが、それが叶わず卒業後に就職するも一年で退社、本格的に新人賞への投稿を開始し、2001年、『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞した。翌年同作品でデビュー、続いて『フォーマイダーリン!』『天使のベースボール』と3か月連続で作品が刊行された。
氷室冴子や新井素子の小説、『赤毛のアン』『若草物語』などの児童文学に強い影響を受け、少女小説的な作風の作品を得意とする。ファミ通文庫の賞にデビュー作を応募したのは、「少年向けのレーベルなら逆にかわいい女の子をいくらでも書ける」と思ったからだそうである。キャラクター描写と、ストーリーの伏線の回収の巧みさ...
野村 美月(のむら みづき、女性)は、日本のライトノベル作家。福島県出身。東洋大学文学部国文学科卒。
大学在学中にデビューすることを望んでいたが、それが叶わず卒業後に就職するも一年で退社、本格的に新人賞への投稿を開始し、2001年、『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞した。翌年同作品でデビュー、続いて『フォーマイダーリン!』『天使のベースボール』と3か月連続で作品が刊行された。
氷室冴子や新井素子の小説、『赤毛のアン』『若草物語』などの児童文学に強い影響を受け、少女小説的な作風の作品を得意とする。ファミ通文庫の賞にデビュー作を応募したのは、「少年向けのレーベルなら逆にかわいい女の子をいくらでも書ける」と思ったからだそうである。キャラクター描写と、ストーリーの伏線の回収の巧みさには定評がある。
現在の『文学少女』シリーズで早くも6シリーズ目になることや、文庫では完結した『Bad! Daddy』の続編がイラストを担当した煉瓦(貴島煉瓦)により『マジキュー』で漫画化されるなど、2007年時点のファミ通文庫内における評価は比較的高いと見られる。