潮首岬に郭公の鳴く
内容紹介
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。
海岸で見つかった遺留品の中には、血糊のついた鷹のブロンズ像。
凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。
祖父は何かを思い出したかのように、芭蕉の短冊額を全部持って来させると、自らは二月ほど前に受け取った脅迫文を取り出した。
三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる――。
驚愕の傑作誕生!!
内容(「BOOK」データベースより)
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品のそばに、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。祖父は家にある芭蕉の短冊額のことを思い出す。一つ家に 遊女も寝たり 萩と月。旅に病んで 夢は枯野を 駆け廻る。鷹ひとつ 見つけてうれ...
内容紹介
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。
海岸で見つかった遺留品の中には、血糊のついた鷹のブロンズ像。
凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。
祖父は何かを思い出したかのように、芭蕉の短冊額を全部持って来させると、自らは二月ほど前に受け取った脅迫文を取り出した。
三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる――。
驚愕の傑作誕生!!
内容(「BOOK」データベースより)
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品のそばに、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。祖父は家にある芭蕉の短冊額のことを思い出す。一つ家に 遊女も寝たり 萩と月。旅に病んで 夢は枯野を 駆け廻る。鷹ひとつ 見つけてうれし 伊良湖崎。米買ひに 雪の袋や 投頭巾。俳句に見立てた殺人事件なのか?三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる―。三女が行方不明になったときから、謎は始まった。
平石/貴樹
1948年北海道生まれ。東京大学文学部教授などを歴任し、現在は同大名誉教授。’83年に「虹のカマクーラ」ですばる文学賞を受賞後、推理小説を中心に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)