A先生の名推理
究極の謎と解決!津島誠司のウルトラ・ミステリ!
深夜の大通りを咆哮(ほうこう)をあげギクシャク歩む、青く光る怪人。消えたり現れたり、変幻自在の峠の小屋。新興オフィス街を襲う不条理な出来事。海底で救いを求める幻の女。隕石から出現した謎の物体が引きおこす連続殺人。……A先生の神のごとき名推理が驚地動天の謎、超絶トリックを解き明かす。
1962年岡山生まれ。1989年のアンソロジー『鮎川哲也と13の殺人列車』に「夏の最終列車」が収録され、デビュー。「叫ぶ夜光怪人」を『奇想の復活』に、「牙を持つ霧」を『本格推理1』に発表した後の1998年、A先生を探偵役としたアームチェア・ディティクティヴ・シリーズであり、初の単行本である『A先生の名推理』を刊行。奇想はありますが、やや小粒ということもあって、ミステリ界からの反応は薄いようです。どうでも良いですが、名前が太宰治の本名と酷似していますね。まさか間違って買ったという方は……いらっしゃらないでしょうね、さすがに。
评论