彼女とカメラと彼女の季節(3)
「こんなに近くにいるのに、こんなに寂しい。」
高校3年生になった春、あかりは、代わり映えしない日常と窮屈なトモダチ関係に、違和感を覚えていた。しかし、二眼レフを携えたクールな美少女・ユキと出逢い、くすんだ毎日がとたんに輝き始める。しかし、ふと垣間見えるユキとその幼なじみ凛太郎の深い絆があかりを激しく動揺させる。一方ユキは、あかりの撮った写真に不思議な感慨を抱いていた──。
ある日ユキはあかりにある提案をした。
そして彼女のために、彼女は演じるようになる。
ユキが望むから、あかりは凛太郎と恋人のフリをする。凛太郎と接するたびに、心地よさに気持ちが揺れる。あかり→ユキ→凛太郎→あかり。焦がれるような片想いの季節は秋から冬へ。「good! アフタヌーン」にて連載中『つるつるとザラザラの間』1巻と同時発売!!
月子
【略歴】
5月14日生まれ。岩手県出身。2000年に「別冊ヤングマガジン」でデビュー。その後「ヤングアニマル嵐」「マガジンSPECIAL」「FEEL YOUNG」などで連載や読み切りを発表し、「モーニング・ツー」にて久々の連載作『彼女とカメラと彼女の季節』を開始。本作が単行本デビューとなった。
さらに講談社「good! アフタヌーン」(奇数月7日発売)にて新連載『つるつるとザラザラの間』を開始。『彼女とカメラと彼女の季節』と同時並行連載中である。
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