中国古代人の夢と死

联合创作 · 2023-10-12 23:34

おどろおどろしい政治と死のはざまにあった漢代知識人の魂気遊散の幻想,恍惚たる道の 世界の逍遙のイメージを解く<魂気の如きはゆかざるなし>, 幽冥界の神靈と感通の記錄を残して仙界へ旅立った周子良の夢の世界の分析を通して茅山派道教の成立ちを考えた<夢の記錄>,仏は外にあらず,これを心に求む,と主張する姚崇の遺令を綿密に考察して,士大夫の仏教信仰の態度を,政治と社会の動態のなかに浮彫りにした<仏は心に在り>など,中国の古代人の夢と死にかかわる想念を社会という現実の舞台と緊密に連環あせながら,その精神のありようをみずみずしい筆致で描いて,従来の儒教、道教、仏教の煩瑣な研究からはうかがいえない社会精神史へ我々を誘う。

1959年、京都大学文学部史学科を卒業、1964年、同大学院文学研究科を単位取得退学。東海大学文学部講師、京都大学教養部助教授を経て、1974年、京都大学人文科学研究所助教授。1984年に同教授となり、1991-1993年、同所の所長を務めた。父は吉川幸次郎。

2000年に京大を定年退官し、名誉教授の称号を受け、同年、花園大学客員教授、国際禅学研究所所長となった。のちに龍谷大学文学部教授を経て、同客員教授。

2006年に日本学士院会員となる。2009年1月の「講書始の儀」で「後漢、六朝時代における中国人の仏教受容」を進講した。同年9月より、東方学会会長に就任。

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