構造と力
構造主義およびそれ以降の思想を一貫したパースペクティヴのもとに論理的に再構成し、今日の知的フロンティアの位置を確定しようとする試みである。気鋭の著者のデビュー作。
1983年、京都大学人文科学研究所の助手時代に、26歳で『構造と力』を出版。その扱う対象の難解さにも関わらず、15万部を超すベストセラーとなり、「浅田彰現象(AA現象)」を巻き起こした。ニュー・アカデミズムの代表的な人物の一人である。
84年から87年まで、雑誌『GS』を出し、90年代は柄谷行人とともに『批評空間』を編集し、『InterCommunication』を創刊した。浅田が紹介・評価したことがきっかけとなって広まったものも多い。日本に止まらず、国外にも積極的に出かけ、数多くの対話を残している。
2008年、京都大学経済研究所准教授を退職し、京都造形芸術大学大学院長に就任。
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