東アジア仏教の生活規則《梵網経》
明確な意図をもって書換えられた『梵網経』の歴史変遷に迫る。ニ十種をこえる経本の校勘から見えてくる経典の自律的発展史とは。
東アジア仏教徒の日々の生活規則『梵網経』。中国で偽作されたその「最古」の形を策定し、明確な意図をもって書換えられた経典の歴史変遷に迫る。二十種をこえる経本の校勘から見えてくる偽作者の意図、そして経典の自律的発展史とは――西洋的仏教文献学の方法論に一石を投じ、新たな校勘研究を模索する。未公開資料(日本奈良朝写本)の録文も収録。
船山/徹
1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。京都大学人文科学研究所教授。プリンストン大学、ハーヴァード大学、ライデン大学、スタンフォード大学等において客員教授を歴任。専門は仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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