邪教の子
『ぼぎわんが、来る』(『来る』とタイトルを変えて映画化)で衝撃のデビューをした澤村伊智さん。
次々とホラー、ミステリーの力作を発表し続ける澤村さんの、新たな代表作が誕生しました。
舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。その家族は明らかにご近所から浮き上がっていて、しかも娘の茜はどうやら虐待を受けているらしい。主人公の慧斗は、茜の現状を見かねて救出に乗り出すが……こう書くと悪の組織から「お姫様」を救い出す子どもたちの冒険物語が展開されるのかと思いきや、そこが一筋縄でいかないのが澤村伊智さんの魅力です。
どんな風に「一筋縄でいかない」のかは是非ご自身の目で確かめてみてください。
澤村伊智 Ichi Sawamura
一九七九年出生於日本大阪府。二〇一五年以《邪臨》(獲獎原標題為《魄魕魔》)榮獲第二十二屆日本恐怖小說大獎首獎,正式出道。二〇一九年以〈學校是死亡的味道(暫譯)〉獲得第七十二屆日本推理作家協會獎短篇部門獎。
除《比嘉姐妹》系列以外,另有《預言之島》、《傳達愛意,就照左側內容執行──六個關於家的恐怖故事》、《美麗的醜惡 你的朋友(暫譯)》等多本著作。
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