叛獄の王子 ~叛獄の王子1~
享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる響宴。
隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、
ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。
手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメン。
しかし彼は心の自由を失ってはいなかった。
そんなある日、己のうかつさから鞭打ちという罰を与えられ、
ローレントにさらなる憎悪を抱くデイメン。
しかし自国の民を救うため、彼はローレントの前に跪くのだったーー。
宮廷内で蠢く陰謀と愛憎。ふたりの王子の戦いが、幕を開ける。
ベストセラー『叛獄の王子』三部作の作者C・S・パキャットは、オーストラリア生まれで、メルボルン大学卒。
メルボルンやイタリアのペルージャなどを含め、さまざまな都市で暮らしてきた。
東京にも5年間住み、出版業界で働くうちに日本の小説や漫画を読み始めた。
日本のアートと文化を愛し、日本は大好きな国のひとつ。現在はメルボルン在住。
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