魏晋政治社会史研究
中国の魏晉時代の国家と社会を主軸とした歴史的構造とその変質を明らかにし、それを踏まえてこの時代に始まったとされる「貴族制」を解明する。近年の中国史研究でこの時代の文書史科や金石史料が注目されるなかで、西晉の墓誌の研究はその先駆の一つであり、新たな史料を提示し、未開拓の分野に対して新たな一石を投じる。
福原 啓郎(ふくはら あきろう)
京都外国語大学外国語学部教授
1952年 大阪府生まれ
1984年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)単位取得満期退学
1989年 京都外国語短期大学英語科専任講師
1990年 京都外国語大学外国語学部専任講師
1993年 京都外国語大学外国語学部助教授
2001年より現職
主要論著
『西晉の武帝司馬炎』、白帝社、1995年
『内藤湖南の世界 ——アジア再生の思想』(共著)、河合文化教育研究所、2001年
「長沙呉簡に見える「刑」に関する初歩的考察」(長沙呉簡研究会『長沙呉簡研究報告』第二集、2004年)
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