殉教カテリナ車輪
憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。彼が遺した二枚の絵、“殉教”“車輪”に込められた主題とは何だったのか?彼に興味を持って調べ始めた学芸員・矢部直樹の前に現れたのは、二十年前の聖夜に起きた不可解な二重密室殺人の謎だった―緻密な構成に加え、図像学と本格ミステリを結びつけるという新鮮な着想が話題を呼んだ、第九回鮎川哲也賞受賞作。
飛鳥部 勝則 (アスカベ カツノリ)
1964年、新潟県生まれ。新潟大学大学院教育学研究科卒業。98年、『殉教カテリナ車輪』で第九回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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