谷崎潤一郎犯罪小説集
世紀末、悪魔主義。
こんな「谷崎」読んだことない!?
仏陀の死せる夜、デイアナの死する時、ネプチューンの北に一片の鱗あり……。偶然手にした不思議な暗号文を解読した園村。殺人事件が必ず起こると、彼は友人・高橋に断言する。そして、その現場に立ち会おうと誘うのだが……。懐かしき大正の東京を舞台に、禍々しき精神の歪みを描き出した「白昼鬼語」など、日本における犯罪小説の原点となる、知る人ぞ知る秀作4編を収録。
谷崎潤一郎(1886-1965)
日本文學大師。一八八六年七月廿四日生於東京日本橋。東京帝大國文科肄業,創辦《新思潮》文學雜誌,並以〈刺青〉、〈麒麟〉等短篇小說確立文壇地位。
一九四九年時獲得日本文化勳章,一九六〇年代獲諾貝爾文學獎提名,一九六四年獲選全美藝術院榮譽會員。一九六五年因腎病去世。
代表作品包括《春琴抄》、《痴人之愛》、《卍》、《細雪》、《瘋癲老人日記》、《陰翳禮贊》等。晚年致力於《源氏物語》的現代語翻譯。《細雪》獲每日出版文化賞及朝日文化賞,《瘋癲老人日記》獲每日藝術大賞。
评论