宦官 改版
中国の歴史において宦官のはたした役割は実に大きい。清朝の歴史家は、各王朝ともその衰亡の原因が宦官にあったことを指摘する。過去四千年にわたる専制君主と表裏一体をなして生きながらえた宦官の研究は、単なる好奇心を越えて、中国史の重要な課題の一つである。宦官とはなにかから説きおこして、宦官のもっとも活躍した漢・唐・明代を中心に、それぞれの、時代を背景にした特色を指摘する。毎日出版文化賞受賞。
三田村/泰助
1909年生まれ。1933年京都帝国大学東洋史学科卒。立命館大学名誉教授。専攻は清朝史。1989年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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