青い春を数えて
青春期。
数えても数えきれない複雑な思い、葛藤を抱え、少女たちは大人になっていく――。
「白線と一歩」……どうしてあの子みたいにうまくできないんだろう。
「赤点と二万」……受験勉強って、不平等だ。
「側転と三夏」……SNS。それが私の居場所だった。
「作戦と四角」……本当の“わたし”って何?
「漠然と五体」……はみ出したくない。でも、たまに息がつまりそうになる。
この痛みは、感情は、“青春”の一言で片づけられない!!
「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者、待望の最新刊!
切実でリアルな思いの数々を、5人の女子校生の視点から描いた連作集。
武田綾乃(たけだ あやの、Takeda Ayano)、1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞の最終候補に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年5月に出版されデビュー。第2作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』がテレビアニメ化され注目を集める。同作はシリーズ化されており、映像化、コミカライズなど多方面で絶大な人気を博している。他の著作に『石黒くんに春は来ない』がある。
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