中国古代刑制史の研究
本書は、最新の中国秦漢時代の制度史研究である。近年、法律条文や司法文書が相次いで出土したことにより、統一秦から漢初に到る時期の法律・制度は、その詳細が知られるようになった。刑罰制度の詳細を出土史料から復原する一方で、関連する諸制度の変遷とリンクさせることにより、刑罰制度の展開とその背景を解明しようとする。
宮宅 潔(みやけ きよし)
京都大学人文科学研究所准教授
1969年 岡山県生まれ。
1997年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学(東洋史学専攻)。
2000年 神戸女子大学文学部専任講師。
2002年より現職。
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