ファーストラヴ

联合创作 · 2023-10-12 14:13

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで 大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?

臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描き尽くす傑作長編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島本/理生

1983年東京都生まれ。98年「ヨル」で『鳩よ!』掌編小説コンクール年間MVPを獲得。2003年「リトル・バイ・リトル」04年「生まれる森」06年「大きな熊が来る前に、おやすみ。」15年「夏の裁断」がそれぞれ芥川賞候補に。11年『アンダスタンド・メイビー』が直木賞候補になるなど、ジャンルの枠を超えて注目される,2018年、『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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