夜明けの唄 2
「俺の気持ちは
伝えちゃいけないんだろうか」
「愛だの恋だの…必要ない」
海に落ちたアルトは、
流れ着いた先で西の覡・マニエリに
介抱されていた。
一方、不安に苛まれながらも、
南の海を離れられないエルヴァは
唯一、化け物が現れない新月の夜を待って、
アルトを探しに走った。
なんとか再会を果たすと、
張り詰めていたものが切れたエルヴァは涙を見せる…。
そんなエルヴァに、あふれ出る愛しさを
抑えきれなくなってしまったアルトはーー。
離れたぶんだけ、想う気持ちが深くなる。
一途なワンコ従者と無愛想クール主人、
急接近の第2巻。
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