堕落と復興の近代中国仏教
我々が知る近代中国仏教の歴史像は、日本人が作ったイメージに過ぎなかった。国際的に活躍する気鋭の研究者が、近代における中国仏教と日本仏教の出会いが生み出した、近代中国仏教の自画像形成の過程を闡明し、アジア仏教史研究の視座とその前提を問い直す。
著者紹介:
1974年、ドイツ生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院を経て、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(宗教学宗教史学)修了。博士(文学)。専門は日本・中国の近代宗教史。現在、日本学術振興会外国人特別研究員(東京大学、東洋史)。主な論文に、「近代中国仏教における宗派概念とそのポリティクス」(2013年)、“Wang Hongyuan and the Import of Japanese Esoteric Buddhism to China during the Republican Period”(2013年)など。(本データは、この書籍の刊行当時のものです。)
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