粘膜兄弟
ある地方の町外れに住む双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は自力で生計を立てていた。二人には同じ好きな女がいた。駅前のカフェーで働くゆず子である。美人で愛嬌があり、言い寄る男も多かった。二人もふられ続けだったが、ある日、なぜかゆず子は食事を申し出てきた。二人は狂喜してそれを受け入れた。だが、この出来事は凄惨な運命の幕開けだった・・・・・・。待望の「粘膜」シリーズ第3弾!
飴村 行(あめむら こう、1969年 -)は、日本の小説家。福島県出身。東京歯科大学中退。2008年、『粘膜人間の見る夢』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞しデビュー。続く『粘膜蜥蜴』でも『このミステリーがすごい!』などで高い評価を受けた。
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