菩薩として生きる
「理論」の枠組みに収まりきらない具体的な「実践」そのものに焦点を当てた時、仏教の歴史や現状はどのように見えてくるのか。まったく新しい視点で仏教の歴史を抉りだす! シリーズの序を兼ねた解説を試みる第一巻は、大乗の根幹と分かちがたく結びつく菩薩としての生き方を説き起こす。
船山 徹(ふなやま とおる)
京都大学人文科学研究所教授。専攻は仏教学。主な著書に『仏教の聖者―史実と願望の記録』(臨川書店、2019)『東アジア仏教の生活規則 梵網経―最古の形と発展の歴史』(臨川書店、2017)『仏典はどう漢訳されたのか―スートラが経典になるとき』(岩波書店、2013)など。
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