おやすみ人面瘡
グロテスクな世界観と論理的推理で組み上げられる、狂気の本格推理。
全身に“脳瘤”と呼ばれる“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。人瘤病患者は「間引かれる人」を意味する「人間」という蔑称で呼ばれ、その処遇は日本全土で大きな問題となっていた。そんな中、かつて人瘤病の感染爆発があった海晴市で殺人事件が起きる。墓地の管理施設で人瘤病患者の顔が潰され、地下室では少女が全身を殴打され殺されていたのだ。容疑者は4人の中学生。さらに、事件の真相を見抜いた男は、逆上した容疑者のひとりに突き飛ばされ、机の角で頭を打って死亡してしまった……かと思いきや、死んだはずの探偵の身体に発症した、いくつもの“顔”が喋り始め――。
作者簡介
白井智之
1990年生於千葉縣印西市。東北大學法學系畢業,在學期間參與科幻‧推理小說研究會。出道作《人臉不宜食用》獲得第三十四屆橫溝正史獎「最終候補」。2015年出版《東京結合人間》,獲選「2016年本格推理小說BEST 10」、「2016年這本推理最厲害!」以及入圍「日本推理作家協會獎」。《晚安人面瘡》結合奇特設定與扎實詭計,以過激的描寫與邏輯性,創造出極為瘋狂的本格推理故事。是日本當今創作能量與風格最強烈的推理作家之一。
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