ダブル・ミステリ
名探偵・森江春策が〈日本のモン・サン・ミッシェル〉に聳える館で遭遇した殺人を解き明かす王道の犯人当て「月琴亭の殺人」。元恋人の死をきっかけに、殺人とも事故ともつかない不気味な事件の連鎖に気がついたジャーナリストの捜査行を描くサスペンス「ノンシリアル・キラー」。前者は縦書きの右綴じ、後者は横書きの左綴じ、つまり一冊の本の前からも後ろからも読めるのです――驚愕の解決篇は、本の中央にある「袋とじ」を切ってお確かめ下さい。本格ミステリの極限に挑む、芦辺拓一世一代の大仕掛け!
芦边拓(1958— )
20世纪80年代是日本推理文学的大变革年代,在岛田庄司的指引和支持下,京都大学的推理社团高举“复兴本格”的大旗,涌现出一大批推理小说创作者,成了新式推理小说的发源地。这些创作者创作的小说被评论家称为“新本格派”。芦边拓就是其中一名后起之秀。
芦边拓1958年生于大阪府,毕业于同志社大学。1986年凭借《五种异类》入选第2届“幻想文学新人赏”佳作名单,1990年凭借《杀人喜剧的13人》获得第1届“鲇川哲也赏”。他还著有《贩卖奇谭的店铺》《异次元之馆杀人案》《金田一耕助VS明智小五郎》等多部作品,曾五度入围本格推理大奖。他在注重本格性的同时,融入了更多社会派推理元素,使作品更加深刻厚重。
译者简介
夏言
外国文学图书编辑、译者,已出版译作有《狐媚记》《话有引力》等。
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