雲岡石窟の考古学
日中両国でいまなお平行線をたどる雲岡石窟の編年説に挑む!!
敦煌・龍門とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。京都大学人文科学研究所の前身である東方 文化研究所の水野清一・長廣敏雄は、日中両国が戦火を交える最中、世界に前例のない石窟の悉皆調 査に踏み出した――人文研に蔵する膨大な資料と写真群を整理してきた著者が、日中間でいまなお平 行線をたどる雲岡の編年説に挑む! 200点を超える貴重な図版を収録。
岡村秀典(おかむら ひでのり)
京都大学人文科学研究所教授。東アジア人文情報学研究センター長。専攻は中国考古学。主な著書に『鏡が語る古代史』(岩波書店、2017)『中国文明 農業と礼拝の考古学』(京都大学出版会、2008)などがある。
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