梁職貢図と東部ユーラシア世界

联合创作 · 2023-10-08 05:39

中国南朝・梁の蕭繹により作成された「梁職貢図」。

そこに描かれた諸国・諸地域の使節図・題記は、6世紀における梁を中心とした国際秩序・文化的状況を鮮やかに伝える貴重資料である。

近年、従来佚損していた倭国条の後半、そして新羅・高句麗や西域諸国の条を補う新資料「清張庚諸番職貢図巻」が見出され、「梁職貢図」をめぐる研究状況は新たなステージを迎えることなった。

本書では、「梁職貢図」の新出題記、そして従来の諸本の多角的検証により、その史料的位置付けを明らかにし、

中心・周縁・辺縁の諸関係より構成される東部ユーラシアの世界構造を立体的に描き出す。

鈴木靖民(すずき・やすたみ)

1941年生まれ。横浜市歴史博物館館長。専門は日本古代史・東アジア古代史。

著書に『日本の古代国家形成と東アジア』(吉川弘文館、2011年)、『倭国史の展開と東アジア』(岩波書店、2012年)、『比較史学への旅―ガリア・ローマから古代日本へ』(勉誠出版、2012年)などがある。

金子修一(かねこ・しゅういち)

1949年生まれ。國學院大學文学部教授。専門は中国古代史。

著書に『隋唐の国際秩序と東アジア』(名著刊行会、2001年)、『古代中国と皇帝祭祀』(汲古書院、2001年)、『中国古代皇帝祭祀の研究』(岩波書店、2006年)などがある。

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