国家の品格
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。
藤原正彥
一九四三年七月九日出生於長春(當時稱滿州國新京),及長畢業於東京大學理學院數學系及理學院研究所,一九七三年取得理學博士學位。曾任美國密西根大學研究員、科羅拉多大學副教授,後歸國任日本御茶水女子大學理學院數學系教授至今。其間曾赴英國劍橋大學任客座教授一年。《國家的品格》一書,讀者六○%為男性,特別受三十?五十歲年齡層的喜愛。另著有《天才的光榮與挫折》(新潮選書)、《心靈孤獨的數學家》、《祖國與國語》(新潮文庫),並與芥川獎得主小川洋子合著《舉世最美的數學入門》(筑摩書房)等。
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