化石少女
学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。京都の名門高校に次々起こる凶悪事件。古生物部の部長にして化石オタクのまりあが、たった一人の男子部員をお供に繰り出す、奇天烈な推理の数々とは?
1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属し、在学中の91年『翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年、『隻眼の少女』で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞。2015年、『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞受賞。
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