殺人鬼フジコの衝動
真梨 幸子
1964年宮崎県生まれ。『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。ホラー、ミステリ等の手法を駆使しながらも定型を超え、人間心理の壁を掘り下げていく著者独自の作風に注目する評論家も多い。「メフィスト」「ミステリマガジン」等でも精力的に執筆中の気鋭の女流作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。
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