漢王朝の祭祀と儀礼の研究
前漢・後漢時代、皇帝は祭祀の実践によって国家の秩序と安寧をはかるが、両漢時代の祭祀の実態は十分に明らかではない。祭儀と祭祀場の分析を通じて、多様な思惟によって「皇帝」像がつくりあげられていく過程を解明する。
目黒杏子(めぐろ・きょうこ)
専門は中国秦漢時代史の研究。
京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。京都府立大学博士(歴史学)。
主な業績に、「秦代県下の「廟」――里耶秦簡と岳麓書院蔵秦簡「秦律令」にみえる諸廟の考察」(髙村武幸編『周縁領域からみた秦漢帝国』、六一書房、2017年)、「漢の高祖の「斬蛇剣」――その歴史的展開について」(『東洋史研究』77-1、2018年)等がある。
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